JRか何かの広告でしょうか。三輪神社のおおきなしめ縄をみて、素敵な神社だな、いつか行ってみたいなと思っておりました。日曜の朝、犬の散歩から帰ってきて、ふと時間ができました。夕方の犬の散歩は4時。
いまなら間に合う!
と出かけたのが通称・三輪明神、大神神社です。
みなさん、ご存じかもしれません。
ご神体は神社の背後にひかえる三輪山、そのもの。
なので、拝殿にはなにもなくて、そのまま三輪山にむかってお祈りする形になります。
多くの参拝者がそうであるように、
拝殿でおがむだけでなくて、実際にお山に登ってみたいと思うものです。
私も、です!
ただ、頂上への往復は、2〜3時間はかかるとのこと。
登山口は15時には閉まるので、出発は12時ちょうどまでという門限があります。
バイクを高速ですっ飛ばして(笑)
登山口の狭井神社に到着したのは、11時55分。
入山料300円をお納めして、電話番号などを書き込む手続きをして、
12時ちょうどに出発。
出発するとき神主さんから「受付締め切りました!」のお声がかかりました。
ギリギリセーフ。
登山口からの、標高差は387mとのこと。
ふだんから山登りをしているひとには、少々物足りないかもしれません。
ただ、私の場合、この1ヶ月ほど、山行から遠ざかっていたので、リハビリにはちょうどよい高さでありました。
上りを歩いていると、スピードがぐんぐん上がっていきます。
神様へのお詣りだからでしょうか。なんだかパワーをいただいている気がします。
まったく、疲れてなくて、頂上に到着しました。
不思議なことも、あるものです。
山中のようすは、皆様にご紹介したいのですが、写真撮影禁止です。
山、自体がご神体なのですから、仕方ないですね。
神様を写真にとるわけにはまいりません。
下りはさらりスピードアップしました。
とくに急いだつもりは、ないのですが。。
なので、往復にかかった時間は実質90分をきる、ぐらいでしょうか。
神主さんがおっしゃっていたように、二時間はかかりませんでした。
山を上り下りすると、やはりお腹はすいてしまいます。
ここはやはり、三輪の名物といきましょう。
そうです。全国的に有名な、三輪素麺ですね。
ただ、いまは冬なのでにゅうめんにしました。
店はくさるほど、立ち並んでおりましたが、
選ぶのが面倒なので、門前すぐ脇の店へ。
ゆずの香りがほんのりただよう、にゅうめんをいただきました。
登拝ですこし汗ばみ、汗冷えしていた身体が、暖かさで蘇りました!
お腹がいっぱいになったところで。。
いま現在の時刻は、14時まわったところ。
そろそろ犬の散歩のことが気になり始め、帰途につきました。。。。
翌日から連休をひかえた、秋まっさかりの11月20日金曜日。
取材で名古屋大学環境医学研究所を訪れました。
名古屋での取材終了後は、京都まで新幹線で帰れば、35分ほどです。なので、ふつうはトンボ返りするのですが「仕事には運をつけることが一番重要」というのが信条の私は、熱田神宮へお詣りすることに。
鳥居をくぐった瞬間から、聖域に入った気がしました。なんだが背筋も、リンとします。その静謐な気持ちよさを感じながら、本殿を参拝、御利益をたくさんいただきたいので、お守りをどっさり、買いました。(笑)半分は土産用ですけど。
お詣りが終わって、鳥居脇の、あつた蓬来軒に立ち寄りました。なんでも、ひつまぶし、発祥のおみせ、だそうです。お櫃でだしていただいて、4杯分があって、その四杯分それぞれ、違った食べ方ができる、というやつですね。お腹もいっぱいになり、大満足でした。
さて、お腹がいっぱいになったところでつぎは、庭園鑑賞としゃれこみました。
事前に地図検索をすると、なんだか、広い公園があるじゃないですか。
白鳥庭園といって、名古屋のなかでは一、二をあらそう、日本庭園だそうです。
各地の日本庭園巡りを趣味にしているわたしにとっては
「行くしかない!」
という場所なのです。
白鳥庭園は、面積こそ、小さかったのですが、ちょうど生け花展をやっていて、いくつかの大きな作品をみることができました。また、水面に、花を浮かべる作品もあり、それがちょうど
「Vの字」になるよう撮った写真が以下のものです。
池、水を存分に活かした庭園設計を堪能できました。
ですので、この日の行程は、、、
名古屋大学→熱田神宮→あつた蓬来軒→白鳥庭園となりました。
名古屋大学以外は、仕事先ではありませんが、人生仕事一色、という価値観もいかがかと思います。楽しめた時間が、みなさまとの取材、執筆にきっと豊かな経験となっていかせるのでは、と思っています。
ありがたいことに。
当社は北海道から、沖縄まで、全国のお客様からお声がかかります。
嘘ではありません。本当です ww
先週末は、北海道のお客様が、来京されました。
小説の執筆を依頼されている方です。
こちらから北海道へ、お伺いします、是非に、とお願いしておりますが
京都が好きだから、という理由で、北海道から飛行機で来られます。
いつも高価なお土産をいただき、たいへん恐縮しております。
今回は、ニシンの燻製を、いただきました。
たいへんな珍味でした。
初体験です。H先生、ほんとうにありがとうございました。
また、先週水曜日から金曜日は、沖縄に行っておりました。
沖縄県で芸能関係の仕事をしていらっしゃる方です。
自伝の執筆を依頼されました。
取材をすすめるうちに、沖縄の負の歴史、沖縄の抱える問題点、などが浮き彫りになり、個人的にたいへん勉強になりました。いつもお盆付近は、戦争物の映画やドキュメンタリーをみて、個人的に勉強はしているつもりですが、やはり、実際に体験された壮絶な話を聞くのは、まったく違います。
さて。
沖縄では、取材が長引くといけないので、
多少余裕の日程を組んでおりました。
想像以上に早く終わり、時間があまりました。
そこで。
朝起きて、急に、慶良間諸島に行こう!と思い立ちました。それが7時頃。船の時刻を調べると、9時に那覇の泊港を出航、10時に現地着とあります。那覇中心部の渋滞を勘案しても、間に合いそうです。
港につき、船のチケットを手に入れました。
つぎに、海パンです。
泳ぐ予定がなかったものですから、仕事メインの出張にそんなもの、もっているはずがありません。そこで、港の売店にいくと、やはりある、ではないですか。そこそこのものを見つけて、レジにいくと、店員がいない。。。仕方がないので、黙って持って行きました。。泥棒ですね。(笑)
慶良間諸島は、座間味島、阿嘉島、慶留間島の3つからなります。
どこがいいか、わからないので、いちばん大きな座間味島を選択。
これが吉とでました。
知らない海でひとりで泳ぐのは、さすがに危険です。
毒蛇もいますし、水死体になって、京都に帰りたくありません。
プロのガイドさんを探して、
「予約もないですけど、いいですか」と電話すると、OKの返事が。
そのガイドさんにシュノーケリングに連れていただいたのが、以下の写真です。
大海原に、ガイドさんと私の二人。
下は広大な珊瑚礁の海。
もうなにも言葉では言い尽くせないほどの大自然です。
もちろん、こんな写真は素人にはとれませんね。
船のオーナーが、ドローンで上空から撮影してくれました。
さてさて。
海の下はというと。
このような世界が拡がります。
ファインディング・ニモ、そのものの世界でした。
もちろん、
ニモ(くまのみ)
ドリー(なんようハギ)
スクワート(ウミガメ)
全部、実物が見られました。
もちろん、素人がふつうに泳いでいて、見つけられません。
ガイドさんが「ここだよ!」と指をさしてくださるのです...。
午後からは、安全なビーチで泳ぎました。ここは何の心配もありません。
ただ、シュノーケリングツアーまでほどは、美しくありませんでした。
やはり、出すべき費用は出さねばなりませんね。(笑)
※5000円ほどです。
浜にいた人は、米兵や日本人のカップルでした。
そこに、おっさんがポツンと一人。
回りからは「何しに来た?」といわんばかりに時折、
じろじろと見られますが、そこはおっさんの精神力でカバー。
「普段から社会に貢献して、バリバリ働いているいるおっさんが、数十年ぶりに、一人でビーチに来て何か悪いか?! 迷惑をかけたか?!」
と思っていますから、恥ずかしいも、なにもありません。(笑)
帰りの時間が来ました。
浜から港まで、歩きました。15分ぐらいです。
15分なのに、誰も歩きません。
あとで沖縄の人にきくと、沖縄の人は100m以上は歩かないそうです。
車社会なので仕方ないかもしれません。
※でも健康のために、歩いてくださいね。沖縄の方!
1時間の渡し船は、船室つきです。もちろん、船内の椅子は、リラックスして座れます。
でも、座るにはあまりにもったいな景色、海の香り、潮風。
これを全身に浴びてこそ、沖縄ではないか!!
1時間まるごと、外の空気を吸いました。
じつは、慶良間諸島は、35年ぶり。
高校生のときに、修学旅行で、来たことがあります。
ただ、どこの島に渡ったのか、どこで泳いだのか、そんな細かなことまでは思い出せませんし、いまのようにスマホなどないですから、写真もありません。
今度はいつ来られるのだろう。
シュノーケリングツアーに連れてくれたガイドさんにも
「また、来ます!」と言ってますし。
これからは毎年、来たいと思った、沖縄の離島でした。
追伸
港に着くと、海パンの売店のおばちゃんが戻っていました。
「かくかくしかじかで...」
事情を説明して、海パンの代金を支払いました。
「にふぇーでーびる(方言。ありがとう)」
と逆に感謝されてしまいました。
ほんとうの泥棒にならずに済んだことだけは付け加えておきます。
コロナ、コロナでなかなか厳しい毎日が続きます。いかがお過ごしでしょうか。
おかげさまで、当社ではまだ、売上的には影響がでてきておりません。
ありがたいことです。m(_ _)m
まさにお客様あっての商売だということを日々実感しております。
それで。
お客様に支えられている当社から、すこしでも社会に貢献できることはないかと考えた末...。
貯まった書籍を、事務所前に並べてみることにしました。(^o^)
じつは。
私が個人的に読む小説、仕事で読まねばならない本で、自宅および事務所内は、本であふれかえっておりました。それでたまに古本屋さんにどさっと預けたりしていました。
でも。
近所の古本屋さんがつぶれてしまって、それもできなくなってしまいました。
さて、どうしようか、もうゴミ焼却場にいくしかないということで、これまで大量の本を捨てていたのです。
まったく、エコではないですね。
時代に反する行為です。
それで事務所前に置いてみることにしたのです。
50冊ぐらいずらっと並べてみました。
10〜15冊ぐらいは、すぐになくなってしまいました。
なかにはわざわざ事務所の扉をノックされて
「この本、ほんとうに持っていってよろしいのでしょうか?」
と、ことわりを入れてから、持っていかれる丁寧な方もいらっしゃいました。
捨てようと思っていた本が活用できて、それが社会貢献になって、二重のうれしさです。これからも本が貯まったら、このようにしてみようかと思っております!
長野県松本市のお客様を訪問してきました。
京都からは、名古屋まで新幹線、名古屋から松本までは特急しなの、となります。
緊急事態宣言中なので、電車はガラガラでした。
なので、移動づかれ、一切な〜し!
ありがたや。ありがたや。
さらに。
さらに。
通常、地方取材の場合、駅前などから離れた方々が多く、たいていの場合、駅でレンタカーを借りての移動などが多くなります。
ですが、今回のお客様の場合、松本駅から歩いて5分。(^_^;)
めちゃくちゃ、ありがたかったですね〜。
※ちなみに、駅から離れたお客様も、大好きですよ。
レンタカードライブを楽しみますからね。
取材は初日13時スタート、3時間あまり予定が、気づけば5時間。
お客様のお話に、聞き入ってしまいました。
面白かったですからね。
面白い話を聞けるというのが、ゴーストライターの醍醐味でもありますし。
夕食は、地方出張の、たのしみの一つ。
お客様が教えてくださった駅前の地鶏店に、行きました。
松本市の名物、山賊焼がお目当て。。店には
スキンヘッドのお客様がひとり、カウンターに大学生のバイトのお兄ちゃんがひとり。
ここが地方のよさ。
すぐに二人とも、仲良くなってしまいました。
スキンヘッドの方とは、趣味まで同じと判明してしまい、
その場でアドレス交換。(^_^;)
二日目の取材も、無事終了し、帰路につきました。
そのまえに、ちょっと待った〜。
松本にきて、松本城をみざるは、どうかと思い、ぐるりと一周。
電車1本遅らせただけで、松本市内観光ができました。
サクラも、満開。
たのしい出張でした。
岩手県のお客様のところに打ち合わせ訪問。
今年2回目、となります。
今回は、どんな旅になるのが出発前からワクワクです。
到着後「岩手にきた人は、まずは冷麺を食べないといけない」との勧めで、やまなか家へ。こちらは焼き肉屋さんなのですが、お客様曰く「ここの冷麺が一番うまい!」とのこと。頂くと、たしかにそうでした。濃いめの味付けがすきなので、酢をドバッといれて、さらに焼き肉用のタレまで、ぶち込んで(笑)、賞味いたしました。辛みを調節できるのも、うれしいですね。
無事打ち合わせが終了し、宿泊先のホテルへ。
そのホテルはなんと、かの大谷翔平選手が、記者会見をおこなったといわれる場所。そこで、記念写真をパシャリ。年甲斐もなく...。
続いて、なんとなんと。
夕食までご準備いただいているとのこと。
恐縮しながら、地元で一番というお寿司屋さんへ。
まずは刺身の盛り合わせ、それから前沢牛と松茸のにぎり、喉黒(ノドグロ)、ハタハタ、しまいには三陸のアワビのバター焼き、までいただいてしまいました。前沢牛って、神戸牛と同クラスの一級品ですし、アワビのステーキなんて、数十年ぶりかもしれません。
翌日、ホテルで目を覚ますと、いい天気。
泊まった階が高層だったこともあって、東北地方の山々が一望できるではないですか。これは「山に登るしかないっ」てことで、早池峰山への登山を決定。
しかし、しかし。
頂上までの90分、その道のりは普通ではありませんでした。
とくに森林限界を超えた3合目〜8合目あたりが、難所。
ここは「風の通り道」になっているようで、ほぼ無風との天気予報にもかかわらず、10m近い風が吹きすさんでいるのです。登山道は岩だらけの上、ところどころ凍っています。寒いのなんの。
でも。
頂上での眺望は圧巻。三陸の海、宮古市、遠野市の遠望から、盛岡と花巻の平野まで全部見渡せました。さらに南方では、二百名山の栗駒山まで。これはたまりません。地元の方によると、こんなに晴れるのは珍しいとのことで、さらに今週末には寒くなるので、閉山してしまうらしいです。ギリギリセーフ。
翌日は、曇り予報。でも、せっかくなので、秋田県まで足を伸ばして秋田駒ヶ岳へ登りたいと思っていました。当日は5時起床。晴れこそしませんでしたが、7時半には頂上に到着、まずまずの眺望。北は岩木山と八甲田山、南は鳥海山まで、くっきりと見えました。遠くまで見渡せるって単純に気持ちいいですね。
帰りは世界遺産、中尊寺金色堂へ立ち寄りました。ただただ「立ち寄る」ためだけに行ったのかもしれません。(笑)山ばかりいって、世界遺産に行っていない、なんてシャレになりませんからね。やはり、基本はおさえるべきでしょう。
結果的に、中尊寺には行けてよかったです。子どもがお囃子をしてくれていたり、尺八の行列にも出会いましたよ〜。
(後編に続く)
みなさま、夏休みはいかがお過ごしでしたでしょうか。
休み中って、これまでの人生を振り返ったり、これからの人生のプランを練ったりするのに、よい機会だったと思います。そんななか...
「自伝をまとめたい」
「経験を活かして、ビジネス本にまとめたい」
などのご要望がありましたら、遠慮なくご相談ください。
当社では、自費出版をはじめて、はや10年。
よき、本作りをする、ノウハウがどんどん蓄積されています。
御電話、メールなど、で問い合わせ可能です。
スタッフ全員、万全の体制で、お待ちしております!
追伸
ライティング株式会社では、盆休み前に、土日をはさんで3日間、社員旅行をさせていただきました。西穂高から上高地、乗鞍岳など、北アルプスを存分に堪能できたのではないかと、思います。
乗鞍岳の斜面です。
真夏でも雪が残っているんですね〜。
頂上バス停付近。
鶴ヶ池です。一周すると、軽い運動にもなり、楽しいですね。
高山植物の女王、コマクサちゃん。
群生していました。雷鳥もいましたよ。
青森取材:2019/07/16
※八甲田山をバックに。
青森県に行きました。私達京都人にとって、青森県は、距離的にひじょうに遠く感じますし、なかなか行く機会がありませんでした。
でも。
奥入瀬渓流は、日本一の紅葉の名所といわれます。
岩木山や八甲田山、白神山地も、登山が好きな私としては、魅力的な山です。
さらにさらに。
県の東側には、イタコで有名な恐山、岩がむき出しになった仏ヶ浦など、行きたいところばかりです。
取材時に青森県に行けると決まったときは、ほんとうに嬉しかったです。ただ、一口に青森県といっても、先述した名所は、それぞれ場所が離れていて、1泊2日しか予定がとれなかった今回の行程で、すべていけるはずはありません。
なので、今回は、十和田湖、奥入瀬渓流だけに絞ることにしました。
そんなわけで、十和田湖畔に到着。
宿は、湖畔に面した小さな民宿でした。
宿の売りは、ヒメマス。
刺身と塩焼き、両方、ほっぺたが落ちるほど、美味しかったです。
とくに、川魚なのに、刺身がおいしいとは、驚きでした。
宿の女将によると、十和田湖のきれいな水質だから、この味になるとのこと。
うん、納得。
宿を発つとき、
「青森県は最高でした。また来ますね!」
と女将さんにいうと、
「うちは秋田県ですよ。」
釘をさされました。
十和田湖は、その真ん真ん中で、青森県と秋田県の県境になっているとのことでした。
間違えて、すいませんでした。
でも。
無意識のうちに、秋田県に泊まることができたのが、嬉しかったですね。
ほかにも書きたいことが山のようにあるのですが、これぐらいにしておきます。
京都には、隠れ里といわれる場所がたくさんあります。
平安の昔より、皇族の争いなどがたえなかったため、やぶれた皇族が隠居したり、幽閉されていたという場所が、ほうぼうに多くあるのです。
その場所のひとつが大原です。
♫ 京の〜 大原三千院♬ という歌にうたわれることで有名ですね。
それに寂光院。
聖徳太子ゆかりの寺であり、平家物語のヒロイン建礼門院が、源平の戦いでやぶれた一門の菩提をとむらったことでも知られています。わたしは、この大原という地が殊の外、大好きであり、あまりに好きなため、学生時代はここでアルバイトをしていたほどです。
それはさておき。
大原には、三千院と寂光院だけではありません。
阿弥陀寺という隠れ寺があるのです。
1609年創建という歴史は比較的浅いように思われるかもしれません。
ですが、三千院がいまの地に移ったのが明治4年ですから、もともと大原というのは、
寂光院と阿弥陀寺が祀られる土地柄であったのです。
それが三千院があまりに有名になったものですから、阿弥陀寺が忘れさられてしまったのですね。
きれいな写真を載せていらっしゃるブログがあったのでよかったら見て下さい。
先週末。
その阿弥陀寺に立ち寄ってみました。
入り口から驚きの連続です。
まず、はいってすぐの駐車場のコケが美しい...。(冒頭の写真)
ため息がでます。
一般に、阿弥陀寺の代名詞は、紅葉。
なのに、コケだけで圧倒されてしまう、自然がここにはあるのですね。
来年、紅葉の季節にはぜったいにくるぞーと誓う、私でした。
ところで。
阿弥陀寺の裏には、焼杉山という山があります。
地図をみると1時間ほどで登れるようなので行ってみました。
残雪がありました。
誰も踏みしめた跡がありません。
尾根筋には、てんてんと、野生動物の足跡だけがあります。
しばらく、その足跡だけを頼りに、歩きました。
猪か、鹿でしょう。
※参考「足跡図鑑」より
彼らと一緒に、歩いている不思議な感覚にとらわれました。
秋ですね。
秋といえば、行楽シーズン。
紅葉などを見に旅行に行かれる方も多いのではないでしょうか。
そんなわけで、紅葉狩りに、鈴鹿山脈をめざすことにしました。
鈴鹿山脈には、御在所岳をはじめ、いい山がたくさんあります。
(御在所岳は、ロープウエイがあるので、行かれた方も多いかと)
(鈴鹿山脈越しに、伊勢湾と大王崎まで見えています)
私が今回、目指したのは雨乞岳といいます。
御在所岳のすぐ目の前、琵琶湖側にあります。
雨乞岳からは、琵琶湖側に、眺望をさえぎるものがないので、
ひじょうに見晴らしがいいんですね!
でもでも。
山頂まで、遠いのです。
山道をずっと歩いていくのです。
もちろん、地図には2時間ほどで到着と書いてあります。
でも、2時間歩いても、ぜんぜん到着しない...
行程の半分ぐらい。
なんでだろう。
なんでだろう。
不思議に思いながら歩きました。
(おかげでかわいいブンブンとも、出会えましたが...)
そうです。
9月の台風の影響で、山道が荒れていたんです。
大きな木が、ばんばん倒れています。
斜面に沿った道は、崖崩れで、なくなっています。
そんなところを、よっこいしょ、よっこいしょ。
と進んでいくわけですから余計に時間がとられて、とられて。
だから、往路は紅葉を楽しむ余裕はありませんでした。
でも、復路で、やっとその余裕が生まれました。
♬ あーきの、ゆーひーにー ♪
と思わず童謡「もみじ」を口ずさんでしまいます。
こんな歌、いまの小学生は習っているんでしょうか。
自分の歌う童謡と、紅葉に癒やされた一日でした。