今日の一言

小さな出版社の本は、書店の「いい棚」に置かれない?:2016/07/11

先日お客様から問い合わせがありました。
「ライティングさんから自費出版して書店においてもらっても、あまり売れないのではないか」との質問でした。

もちろん、その場でしっかりとご説明させていただきましたが、皆様にも知っていただきたいと思い、その答えを書かせていただきます。

まず、書店での扱いについて、です。

小さな出版社から出たとしても書店での扱いが悪くなる、ということはありません。
なぜなら、書店のどこに置かれるか、というのは書店員さんが決めるからです。
出版社の人間には、そこまでの権限はありません。

そこで、書店員さんが「新刊をどこに置くか」決めるときの心の動きを見てみましょう。

1)タイトルを見ます
2)カバーのデザインをみます
3)まえがきと目次をさらっと読みます
4)著者のプロフィールをみます

これらの4つを総合判断して、面白そうだな、と思えば、棚の「いいところ」に並べてくれるのです。もうお気づきでしょう。どの出版社から出たか、というのは、ほとんど見ていないといっていいでしょう。

勘のいい方は、もうひとつ重要なことに気づいたはずです。書店員さんが、本をどこに置くか決める方法は、みなさんが書店で本を買うかどうか考えるときの行動とまったく同じです。出版社で決まるということはありません。

御在所岳に立ち寄って神様に出会う:2016/06/30

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当社はなぜか三重県に縁があり、執筆や出版を依頼されるお客様が多いです。お客様のところを訪問したついでに、まえまえから「行きたい!」と願っていた御在所岳に登ってきました。

登ってきた...

というのはロープーウエイですね。(^_^;)
仕事の合間の、短い時間の間ですから、仕方ありません。

当日は気温が29度ぐらいでしたが、標高1200mの山の上に登ってみると、なんと18度。肌もひんやりするぐらいです。気象庁によると、今年の夏も猛暑だそうですが、夏は一ヶ月ぐらい山の上で過ごしたいものです。

山の上に登ると、社がありました。
御嶽教のものでした。
御嶽教は、当社の氏神様でもある、大己貴命をご祭神としています。
まえまえから登ってみたいと思っていた山の上に、信ずる神様がいらっしゃるなんて。
素敵な偶然です。

蛇足になりますが...。

神道を信奉していない人はほんとうにかわいそうだと思います。

私なんて。

仕事もそこそこしかできませんし、とくに人から秀でた能力があるわけでもありませんが、この20年ぐらい、「神様」だけを拝んで生活してきた人間です。

それだけで個人事業時代をふくめて、会社を20年、継続させてきました。
ほんとうに、それだけです。要するに、運がよかった、ということです。

じつは世の中の成功者達が、言わないことがあります。
それは、インタビューなどで、「成功の秘訣とは?」と聞かれたときに
本当は「運がよかっただけ」と答えたいのですが、そういうと、インタビュワーが納得しませんし、取材記事も書けません。だから、本音は言えない、という構造になっているわけです。だいたい成功者は、運だけ、なんですね。

当社もなぜ、たくさんのお客様から支持され、発売した本が売れ、会社を長い間継続させてもらっているのか──たんに「運」だけだというのが、正直なところです。

その「運」のことをよくよく考えると、神様からいただいているとしか、思えないのです。
日々、神様に守られていることを痛感します。














浜離宮恩賜庭園:2016/06/22

東京湾の海水を引く池が有名な、浜離宮に言ってきました。

この仕事を始めてから20年近くが経ちますが、最近の東京出張では、日本庭園に立ち寄るようにしています。
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JR新橋駅から歩き、300円の入場料を支払って入ると、大都会東京の真ん中とは思えない自然が広がります。入り口から入ってすぐの、この写真のところです。

雨上がりの大空のもと、ここでパソコンを広げて1時間ほど仕事をしたのですが、ひじょうに気分がいいです。普通のオフィスというのはビルのなかですし、天井があるし、窓はすくない、新鮮な空気がないから疲れてしまうんですね。だから能率があがらない。

戦後すぐ、日本各地の学校では、青空教室というものがよくあったそうですが、意外とそれのほうが勉学がはかどるのでは、とも思ってしまいました。

ちょうど昼の12時近く、ちかくのオフィスから若いOLが数名、弁当をもってきて、私の隣で食べ始めました。300円払ってでも、浜離宮にはいって、ここで素敵な時間をすごしたかったんですね。私もこの近くにオフィスがあると、毎食、くると思います。

執筆もどんどんはかどるでしょう。
一ヶ月かかる書籍の執筆が、1週間ぐらいで終わってしまいそうです。

こういう庭園が東京には9カ所あるそうです。
私はまだ2カ所目です。

47年間の人生で、まだ2カ所しか、訪れることができていません。
まだまだ「東京」を知らないことを実感します。

地上の天国:2016/06/20

とある日曜日。
ふと思い立ち、嵐山から嵯峨野を散策しました。

嵐山は、その中心である渡月橋付近は、いつでも混んでいますが、ほんの10分から20分ほど歩いて嵯峨野のほうにいけば、随分とすいていて、たいへん気持ちのいいところです。

私が京都人として、よく利用させてもらう散歩コースは、
大覚寺の大沢池です。

むかしは、入場料も必要なくて、垣根もなかったので入りたい放題(笑)でしたが、いまは100円を支払う必要があります。ですが「地上の天国」といわれるこの池を100円で見られるというのは、安すぎます。いってみれば1000年昔は皇族でもなければ、この景色を楽しめなかったわけですから。

大沢池を一周したあと、化野(あだしの)のほうまで足を伸ばしました。
ここには、はるか山の上にある、愛宕神社の鳥居があって、そのすぐそばに平野屋さんという400年続くという老舗の茶店があります。

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季節のお餅と、お茶を飲みました。店主自ら、昔の厨房(京都弁では、おくどさんといいます)を案内してくださり、それをいまも使って料理などを作っているそうです。

心温まるひとときでした。




教えていただくということ:2016/06/09

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自費出版の際、自分の周りの人だけに配っていくのは何の問題もないのですが、自費出版でかつ書店販売を希望されるお客様には、書店販売のノウハウをしっかりと確立しておかねばなりません。

そもそも普通に印刷するだけでは、書店はぜったいに置いてくれませんし、たとえうまくいって委託で置いてくれたとしても、すぐに返品されてしまいます。

当社では、自費出版だけでなく、商業出版にも力を入れており、そこで書店販売のノウハウをひとつひとつ積み上げていっています。ですから、最近では、よいタイトルをつけて、カバーデザインをいいものに仕上げて、執筆のレベルをあげれば、自費出版の本でも書店の店頭で充分に販売できることがよくわかってきました。

じつは、当社が懇意にしている出版社の社長さんがいて、東京出張の際には、できるかぎりその社長さんとお会いさせていただき、いろいろとそのノウハウをご教授いただいております。

それも1を聞いたら10ぐらいの答えを返してくださるので、ある時、
「どうしてそんなに詳しく丁寧に教えてくださるのですか?」
とお聞きしました。すると、

「出版社を運営するのって、本当に難しいと思います。私のノウハウが少しでもお役にたってもらえれば本望なのです」頭が下がります。

そのT社長に報いるためにも、よい出版社へ成長していきます!

※写真説明
写真は、そのT社長と打ち合わせのために入った喫茶店のカウンターです。
そのカウンターにはポップコーンマシンがおいてあって、それがなんと当社にあるものと同じタイプだったのです。珍しいので、写真をぱちり、しました。





遠くに行ってしまうKさん:2016/06/07

最近、何かと社内でイベントが多いです。(^_^;)

プロテニスプレイヤーの山本ひかりさんが来社されたとき、
https://www.righting.co.jp/blog1/2016/06/post-223.html
チョコレートフォンデュをしたのですが、
その翌日にはもう、粉もんパーティの開催です。

粉もんパーティとは? そうです。
お好み焼き、たこ焼き、焼きそば、を一度に全部、
やってしまったんですね。
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じつは、当社のスタッフの女性Kさんが夫の転勤の都合で京都を去ることになり、
急遽、そういう場を設定しなければならなくなりました。

彼女は、どんな小さなことにも気配り、心配りができますから、
業務の進め方はスムーズで、お客様からの信頼も大変厚い人でした...。

そういう人に限って、遠くに行ってしまうんですね...。

私もKさんとは、思い出がたくさんあります。
京都の山科のお客様のところに行ったこと、千葉まで行って一緒に取材したこと...。
千葉に行ったとき、夜においしい鶏料理を食べたこと。
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とにかく、Kさんといると、本当に楽しいことばかりで、
みんなみんな、忘れがたい思い出、ばかりです。
Kさん。遠くに行っても、ライティング株式会社のこと、忘れないでくださいね。







書店での流通展開(平積、面陳):2016/05/24

当社のお客様の本が無事、4月下旬に出版されました。
出版は、印刷されればそれで終わり、というわけではありません。

当社は、書店流通を希望されるお客様には、しっかりとしたアフターフォローを含めて自費出版のお手伝いをさせていただいています。

たとえば。

どの書店に置けば、よく動くのか。
広報宣伝は、どの時期が一番いいのか。

同じ「しかけ」を実施するにも、日時や場所が違えば、結果はおのずと変わってくるからです。

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今回の「上手な求人広告の出しかた」は、FAXにて書店様に働きかけ、たくさんの反響をいただき、多数の注文を受けることができました。

とくに、全国のジュンク堂様から多数の注文をいただいたので、さっそくどのように陳列されているかを、確認に行ってまいりました。

棚にしっかりと表紙が見えるようにおかれてありました。
面をしっかり見せているので、これを「面陳」といいます。

面陳は、平積についで、よい陳列方法とされています。
お客様の本が、どんどん、売れていってほしいです。






社史の見積もり依頼:2016/05/05

GW前のことです。

京都のメーカー様から「社史を作りたいのですが、どこから手をつけていいのかわからなくて...」というお問い合わせをいただき、お伺いしてきました。

よくよく話を聞いて、社史の作り方をおおよそアドバイスさせていただき「お見積もりをださせていただく」とご提案し、その場をあとにしました。

ところで。

今回せっかく、京都の南のほうまで来たのだから...
ということで、あっそうだと、思い立ち、ある所に立ち寄ることにしました。

長年、ひそかに「行きたい!」と思いながら、全然行く機会がなくて、行けなかったところです。

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みなさんご存じの「流れ橋」です。
時代劇の撮影や、有名な映画の撮影で、よく使われる橋です。
なんといっても、木造で、欄干がなく、日本最長クラスというのが、その最大の特徴。

上を歩くと、ぷーんと、木の香りがただよってきて、
まわりに誰もいなくなると、まるで、異世界を漂っているような、
そして、向こう岸をめざして歩いていると、ほんとうに彼岸まで行ってしまいそうな
そんな不思議な気がしてきます。

川岸では、子ども達が楽しそうに遊んでいます。

学生のころ、この近くの大学まで、バイク通学していて、たまに木津川のかわべりに立ち寄って、何時間もぼーっとして、過ごしていたことを思い出しました。

ほんとうに、すてきなところです。

また、この付近には、サイクリングロードが整備されており、何十キロも快適なサイクリングを楽しむこともできるんですね。今度は、自転車をもってこようっと。

時代劇好き、自転車好きが、一度は訪れるべき橋。
それが「流れ橋」です。






八坂の塔にて:2016/04/20

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八坂の塔の写真です。じつは、私の実家がこの写真から数十歩ぐらいしか離れていないところなのです。金閣寺近くに住む私は、月に一回、東山の実家に顔をだすことにしていて、今日がその日なのです。

実家なので、この写真に写る店すべては、だいたい顔見知りでよく知った店がほとんどです。小学校の同級生などもいまだに住んでいます。でも、最近の京都観光ブームと、この地域の高齢化により、自分の顔見知りの店がどんどん少なくなっていっているのが、現状です。

さびしいやら、うれしいやら、両方の複雑な気分です。

余談ですが。

写真を撮影していたとき、フランス人の若いカップルに道を聞かれました。
南禅寺に行きたい、というので、バスではちょっと行きづらいと説明すると、それなら歩いていくとのことで、いちおうの方法は教えてあげました。30分ぐらいは、かかりますけどね。

説明後、車に乗って、東大路通りを北上していると、そのカップルが歩いていたので、途中まで車で、乗せていってあげました。

Japanease people are very kind!

と喜んでくれました。
でも、そこはやはり誇り高き、フランス人。
英語で会話を続けていると、「フランス語はしゃべれないの?」
て、やはり聞いてくるんですね。

別れるときに、メルシー、とだけ、言いました。
(-_-)

これで、精一杯です。








感謝の気持ちを葉書に載せて...:2016/04/17

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京都の中心街、寺町通りを御池通から、ぶらぶらと歩いてきました。
鳩居堂があったので、ふと
「あっそうだ。お客様に出す葉書がなくなってきたから買おう!」
と思い立ち、立ち寄ることにしました。

当社に執筆や出版を依頼されたお客様には時間ゆるす限り、お礼のお葉書を出すように心がけています。
ただ、葉書と言っても、郵便局で買ってきた普通のはがきでは、芸がありません。
紙の質が和紙風であったり、気の利いた絵柄などがはいったものがほしくなります。

とはいえ、探してみるとわかりますが、
コスト面、デザイン面からいって、良い絵はがきというのは、なかなか見つけられません。
普通の文具屋さんにいっても、たいしたものはおいていませんから、
どうしても東急ハンズやロフトまで、でかける必要があります。

鳩居堂があったので、ほんとうに助かりました。
気に入ったものを2〜3点、買うことができました。
これでしばらく「はがきがない」と困ることはないでしょう。

ちなみに。

銀座四丁目に店があるので、鳩居堂は東京が本店だと思っている人がいますが、それは間違い。
600年も前に、寺町通り、本能寺前で開業していますので、
京都が本店で、発祥の地であります。
















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