企業出版とカスタム出版の違い

企業出版とカスタム出版の違いとは?
パッケージからオーダーメイドへ変わる本づくり

「企業出版」と「カスタム出版」は、何が違うのでしょうか。会社のPRやブランディングのために本をつくろうと調べると、この二つの言葉を見かけます。

結論からいえば、企業出版とカスタム出版に本質的な違いはなく、ほぼ同じ意味で使われています。ただし、「カスタム」という言葉が使われる背景には、企業が本づくりに求める内容の変化があります。

ここでは、従来の企業出版の仕組みを振り返りながら、なぜ企業ごとに内容を組み立てるオーダーメイドの出版が求められるようになったのかを説明します。

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企業出版とカスタム出版は、ほぼ同じ意味

企業出版とカスタム出版は、企業が費用を負担し、自社の考え方や事業、専門的なノウハウなどを本にまとめるという点で、基本的には同じものです。

企業出版は決まった仕様の本、カスタム出版は自由につくれる本、と明確に分かれているわけではありません。企業出版という名称でも、内容や仕様、部数、広告の方法まで、個別に相談して決めることはできます。

ですから、名称そのものよりも、出版社が用意したパッケージに合わせるのか、企業の目的に合わせて出版プランをつくるのかという点が違いなのです。

なお、企業出版の目的や活用方法については、企業出版・ブランディング出版のページでも紹介しています。

従来の企業出版は、パッケージ型が中心だった

企業出版を行うビジネス系の出版社では、長い間、ある程度決まった条件を組み合わせたパッケージを販売していることがありました。

たとえば、四六判、上製本、5,000部、原稿はライターが執筆するという条件に、書店での展開や広告を組み合わせ、500万円、1,000万円といった料金をパッケージで設定する形です。

本の制作から書店営業、広告までをセットにする

その宣伝内容としては、都内の大型書店への展開や書店営業、JR山手線の車内広告、日経新聞・朝日新聞・読売新聞などへの広告出稿といったものが挙げられます。

本をつくり、書店に届け、広告で知らせる。こうした一連の施策をセットにしたものが、企業向けの商品として提供されていたのです。10年、20年前には、そのようなパッケージで企業の要望に対応できる場面もありました。

※仕様・部数・金額・広告媒体は、原稿で挙げた従来のパッケージの一例です。当社の料金や、現在の企業出版全体の相場を示すものではありません。

書店への働きかけについて詳しく知りたい方は、書店営業の方法もご覧ください。

取材・執筆方法

企業によって、本に求めるものは大きく違う

しかし、IT企業の成長や景気の変動など、企業を取り巻く環境が変わるにつれ、企業出版に求められる内容も多様になってきました。すべての企業が、同じ部数、同じ仕様、同じ広告を望んでいるわけではありません。

1,000部でよいから、豪華で読みやすい本をつくりたい

「5,000部も必要ない。1,000部でよいので、もっと豪華で、読みやすい本をつくってほしい。広告はいらない」という企業もあります。

この場合に大切なのは、不特定多数へ広く広告を出すことよりも、実際に本を渡す相手に、気持ちよく読んでもらえる一冊にすることです。部数を抑え、その分を本のつくりに振り向ける考え方もあります。

販売目的ではなく、顧客や社員への配布用に10万部ほしい

一方で、「10万部売れるとは思っていないが、顧客や社内に配ると、それくらい必要になる」という企業もあります。

この場合、10万部という数字は販売目標ではありません。売るために必要な部数と、配るために必要な部数は違います。企業出版では、書店での売上だけでなく、完成した本を誰に届け、どう使うのかを準備段階でよく考える必要があるのです。

テレビCMや新聞広告も組み合わせて、ブランドを広めたい

さらには、本の出版に合わせてテレビCMや列車内広告を展開し、新聞の全面広告なども使って、大きく発信したいという企業もあります。

こうした企業にとって、出版は本を販売するためだけの取り組みではありません。会社や事業の存在を広く知らせる、ブランディングの一環でもあるのです。

本を事業に生かす考え方については、ブックマーケティングも参考にしてください。

出版実績販売分 出版実績私家版

これからは、企業ごとに出版プランを組み立てる

このように、企業によって求める部数も、本のつくりも、広告の必要性も異なります。一つの決まった商品だけで、すべての要望に対応することは難しくなっています。

そのため、企業出版を行う出版社にも、企業の目的に合わせて、制作・部数・配布・販売・広告を組み立てるオーダーメイドの対応が求められるようになっています。

原稿の例で見る、出版プランの考え方の違い
検討項目従来のパッケージ例企業の要望に合わせる場合
本の仕様 四六判・上製本など、あらかじめ設定 豪華さや読みやすさなど、目的に合わせて検討
制作部数 5,000部など、一定の部数を設定 1,000部から配布用の10万部まで、必要数から検討
原稿制作 ライターによる執筆をセットにする 必要な取材・執筆の範囲を個別に相談
届け方 書店展開や書店営業を組み合わせる 顧客・社員への配布、一般販売などから選ぶ
広告・宣伝 新聞広告や車内広告などを組み込む 広告なしから大規模な宣伝まで、目的に応じて検討

ここでいうオーダーメイドは、本の装丁を自由にするという意味だけではありません。「何部必要か」「販売するのか、配布するのか」「広告を使うのか」といった、出版全体の設計を企業ごとに考えることです。

出版社を比較する際にも、パッケージの金額だけでなく、自社の希望に合わせて、どこまでプランを調整できるのかを確認するとよいでしょう。依頼先の考え方については、企業出版ができる出版社のページでも解説しています。

当社の12の特長 ライター個人プロフィール紹介

まとめ:名称よりも、自社に合った本づくりを

企業出版とカスタム出版は、ほぼ同じ意味です。理解しておきたいのは、企業の要望が多様化し、従来の固定されたパッケージから、企業ごとに設計する本づくりが求められるようになってきたという背景です。

1,000部でも品質にこだわりたい企業もあれば、顧客や社員に配るために10万部必要な企業もあります。広告を必要としない企業もあれば、出版と大きな広告展開を組み合わせたい企業もあるでしょう。

「誰に、何を伝え、完成した本をどう活用したいのか」から、自社に合った出版プランを考えることが大切です。

企業出版・カスタム出版をご検討の方は、下記のお電話番号のボタン(メール送信可)からご相談ください。




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