自分の人生を本にしたい①|自伝・自叙伝に残す2つの大切なこと

自分の生きた証を、1冊の本にまとめたい方へ

自伝・自叙伝を作る前に知っておきたい、2つの大切なこと

「本を作るには、お金がかかりすぎるのではないか」「自分で書くには、途方もない労力がかかるのではないか」「苦労して書き上げても、自分の人生をつづった本を、誰が喜んで読んでくれるのか」。

「自分の生きた証を1冊の本にまとめたい」と思い立ちながら、この3つの不安の間で立ち止まり、迷っている方は多いのではないでしょうか。

自費出版アドバイザー・ライティング株式会社の高木として、お客様にいつもお伝えしている考えがあります。前半では、まず「人生を本に残す意味」について、2つの大切なポイントをご紹介します。

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01.写真は残すのに、なぜ言葉を残さないのか?

まず、一番大きな悩みである「自分の人生を本にしたところで、人に読んでもらえるのだろうか。受け入れられるのだろうか」という不安について考えてみます。

結論から言えば、本を作り始める段階で、他人に受け入れられるかどうかを心配する必要はありません。

身近な例として、写真アルバムを思い浮かべてください。ご自宅に、自分が子どもの頃の写真、学生時代の部活や旅行、社会人としてがむしゃらに働いていた頃、そして結婚や家族との写真などがあるのではないでしょうか。

今はスマートフォンの中に何千枚、何万枚とデータが入っています。それでも、「お気に入りの写真をプリントして、1冊のアルバムにして本棚に置いておきたい」「たまに見返したい」と思うものです。

これは、おかしなことでも、恥ずかしいことでもありません。誰かに迷惑をかけているわけでもなく、ごく当たり前の、自然なことです。

写真だけでは残せない「思い」や「生き様」

写真は「視覚的な情報」を残す手段です。では、あなたのこれまでの人生は、「写真の風景」だけで語り尽くせるものでしょうか。

あの一枚の写真の裏で、あなたがどんな苦労を乗り越えていたのか。どんな悔し涙を流し、どんな決断を下し、どんな哲学を持って家族を守り、仕事に打ち込んできたのか。

そうした「思い」や「生き様」は、写真というビジュアルだけでは残せません。「言葉」にして残す必要があります。そして、言葉をまとめて残す器が「本」なのです。

写真をアルバムに残したいと思うのと同じ熱量で、「自分の生きてきた道を、文章にして1冊の本に残したい」と願う。それは、人間として極めて自然で、本能に根ざした純粋な衝動だと私は考えています。

「自分がこの世に確かに生きていた」という証を残したい。これは、古今東西、多くの人が抱いてきた尊い願いです。

まずは「本を作りたい」という気持ちを認める

写真アルバムを作るときに、「このアルバムを誰かが読んでくれるだろうか」と悩むことは、あまりないはずです。最初から、他人に受け入れられるために作るわけではないからです。

自伝や自分史を作るときも同じです。「家族や友人・知人に広く受け入れられるか」と、最初の段階で悩む必要はありません。

まずは「本を作りたい」という自分の純粋な心の声を、誇りを持って認めてあげてください。

02.子孫に贈るべき「ほんとうの相続財産」とは何か?

次に、「実際に本を作るとして、それは何のために、誰のために残すものなのか」という、2つ目のポイントです。

私はいつもお客様に、自伝や自分史、自叙伝は、単なる言葉の集まりではないとお伝えしています。あなたが子孫に残すことのできる、最高の相続財産だと考えているからです。

「相続財産とは、お金や土地のことではないのか」と思われるかもしれません。もちろん、子供や孫のために、お金や株式、不動産を残してあげることは素晴らしいことです。私もそれを否定はしません。

ただ、宝くじで急に大金を手にした場合などを考えてみてください。まとまったお金を得たからといって、それだけで幸せが約束されるわけではありません。浪費や親族とのトラブル、人間不信につながってしまうこともあるでしょう。

もしあなたがコツコツと生きてこられて、亡くなるときに1,000万円、5,000万円、1億円というお金が子供に渡ったとします。もちろん感謝はされるでしょう。

しかし、大金が手に入ったとき、それに見合う「知恵」や「生きる力」が受け継がれていなければ、そのお金はあっという間に消えてしまうかもしれません。

通帳だけでは伝えられない、人生のドラマ

では、本当に子供や孫が求めているもの、本当に残してあげるべきものとは何でしょうか。

あなたがどんな思いでその子を産み、育てたのか。思春期に反抗されたとき、親として陰でどんな思いで祈っていたのか。仕事でどん底に落ちたとき、どうやって歯を食いしばって立ち上がってきたのか。

そして、人には「自慢話」になるから言えなかった、若い頃の輝かしい成功体験。

そうした人生の最も価値あるドラマを、「人に話すと自慢になるから」「恥ずかしいから」と、自分の胸の奥底、自分の頭の中だけにしまい込み、墓場まで持っていってしまう。黙ったままあの世に行き、通帳だけを渡す。これほど、もったいない話があるでしょうか。

自分の人生や経験を本にすることは、そうした胸の内にあるものを、次の世代へ手渡すことでもあります。

成功も失敗も、ありのままに残す

本に書くときは、格好をつける必要はありません。一人の人間としての、ありのままの「裸の人生」を文字にするのです。

「お父さんは、ここでこんな大きな失敗をして大金を失った」
「お母さんは、ここで人間関係を見誤ってひどく傷ついた」
「でも、こうやって乗り越えたんだ」

これを本にして残せば、子供やお孫さんは、あなたが成功をつかんだ理由を学ぶことができます。そして何より、「お父さんやお母さんがしたあの致命的な失敗」を事前に知り、同じ失敗を避けるための手がかりを得られます。

親が人生をかけて支払った授業料のすべてが、その1冊に詰まっている。これ以上の相続財産があるだろうか、と私は思うのです。

お金は使えばなくなります。しかし、あなたの本に書かれた知恵は、孫、ひ孫の代まで、何世代にもわたって家族の道標になり続けます。

03.まとめ──自分の人生を本にしたいという思いを大切に

繰り返しますが、自分の人生を本にしたいという思いは、自然で純粋な気持ちであり、否定する理由はありません。

お金や不動産はもちろん大切です。しかし、それ以上に大切なのは、あなたの成功と失敗という体験を言葉にして、子孫に残してあげることです。それこそが、人生を通じて築いてきた相続財産になると私は考えています。

「いつか本を作ってみたい」と思われた方は、その気持ちを大切にしてください。具体的な本づくりについては、自伝・自叙伝・自分史の出版案内をご覧いただけます。

ライティング株式会社では、自費出版や自分史作り、文章の書き方に関する情報を発信しています。これまでにお手伝いした本は、出版実績一覧でもご紹介しています。

続いて、具体的な本づくりの方法をご紹介します

「人生を本に残す意味は分かった。では、どこに頼めばよいのか。費用はいくらかかり、自分で文章を書かなくても作れるのか」。後半では、出版社の選び方、当社の制作費用と印税、本が完成するまでの4つのステップを、出版の現場から具体的にお伝えします。

続きはこちら:自分の人生を本にしたい②|出版社選び・費用・自伝制作の進め方 →

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