自分の人生を本にしたい②|出版社選び・費用・自伝制作の進め方

自伝・自叙伝の制作へ、一歩を踏み出したい方へ

出版社選び・費用・制作の進め方を、出版の現場からお伝えします

自分の人生を本にしたい。その思いを形にするには、出版社をどう選び、どれくらいの費用を用意し、どのような手順で進めればよいのでしょうか。

自費出版アドバイザー・ライティング株式会社の高木が、前半に続き、自伝・自叙伝制作の一歩を踏み出していただくための具体策をお伝えします。

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自伝・自分史の本づくりについて、当社の動画でもご紹介しています。

自分史作成サービス【サービス会社選択の基準・比較・費用】
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自分の経験を本にしたい〜自費出版成功のための戦略 6つのステップ〜
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01.自費出版社の選び方

「本を残す価値は分かった。では、いざ本を作ろうと思ったら、どこに頼めばよいのか」。ここが、次の大きな分かれ道です。

実際にインターネットで「自費出版」「自分史作成サービス」と検索すると、東京の大手から地元の小さな印刷会社まで、数多くの会社が出てきます。「大手がよいのか」「安いネット印刷がよいのか」と、依頼先を決められずに頭を抱えてしまう方も多いでしょう。

家づくりに置き換えると、出版社選びが分かりやすくなる

私がお伝えしたい「出版社の見極め基準」は、あなたの住んでいる家に置き換えて考えてみることです。

もしあなたが、住友林業さんや積水ハウスさんのような、日本を代表する一流ハウスメーカーに依頼して豪邸を建てられたような方であれば、東京の大手出版社を検討されるとよいと思います。

出版でいえば、幻冬舎さんや文芸社さん、あるいは新潮社さんや文藝春秋さんといった、よく知られた出版社のブランドを重視する考え方です。その出版社の誰もが知るロゴが本に入ることは、著者にとって大きな喜びであり、ステータスにもなるでしょう。ただし、自費出版の受け付けや利用できるサービスは、会社ごとに確認が必要です。

そして、ブランドや制作内容を重視する場合は、費用も相応にかかります。条件によっては数百万円から、1,000万円を超えるような見積もりになることもあります。

一方で、「そこまでの大金を本にかける余裕はない」「うちは地元の工務店や、近所の大工さんに頼んで家を建ててもらった」という生活感覚をお持ちの方には、私は親身になって相談に乗ってくれる、中小の出版社をおすすめしています。

「家電量販店」と「街の電気屋さん」の違い

理由は、単純に費用だけではありません。個人のお客様が求める「細やかな対応」を、どこまでしてもらえるかという点です。これは、「家電量販店」と「街の電気屋さん」の違いにたとえると分かりやすいと思います。

たとえば、一人暮らしのおばあちゃんがいて、天井の電球が1個切れたとします。背が低くて手が届きません。

このとき、新宿や秋葉原の巨大な量販店に電話して、「電球1個を替えてほしい」とお願いしたら、店員さんは家まで来てくれるでしょうか。

一方、「街の電気屋さん」ならどうでしょう。電話一本で来てくれて、脚立を持って上がり、電球を替えて、「おばあちゃん、ほかに困ったことはない?」と声をかけてくれる。そんなお店があります。

電球1個では、お店の利益はわずかかもしれません。それでも親身になって動いてくれるのは、地域に根ざした小さな個人店ならではの強みです。

自費出版でも、同じような違いがあると私は感じています。大きな組織では、売上目標や効率を重視する仕組みから、「いかに決まった手順に沿って作業を進めるか」が優先されることがあります。

一方、私が接してきた中小の出版社には、一冊一冊、お客様を心から満足させたいという熱意を持った方が多くいます。あなたの人生の細かなニュアンス、こだわり、家族へのメッセージを、まるで自分の親のことのように親身になって聞いてくれるのです。

会社の規模だけでは決まりませんが、自分の思いやこだわりを、担当者がどれほど丁寧に受け止めてくれるかを、ぜひ確かめていただきたいと思います。

私が会合で出会ってきた、自費出版ネットワークの方々

信頼できる自費出版社を探すときの目安の一つとして、私も所属しているNPO法人日本自費出版ネットワークへの加盟があります。

私自身、この団体の会合に出席しますが、そこに集まる全国の出版社の社長さんや編集者さんは、本当に温かい、よい方ばかりです。

「依頼者の方の生きた証を、最高の1冊にしたい」と本気で考えているプロの方々と出会ってきました。費用についても相談しやすく、電球1個を替えるような細やかなサービスを大切にしていると感じます。

迷ったときは、この「自費出版ネットワーク」に加盟している会社も探してみてください。依頼先を比べる際は、自分史作成サービス・費用比較も参考にしていただけます。

02.自伝・自叙伝の「制作費用」「印税」の話

次に、皆様が気になっている具体的なお金の話です。「自伝を作るには、結局いくら用意すればよいのか」という疑問に、私の会社の実際の料金プランを例にお答えします。

取材・原稿作成から印刷・製本まで、65万円から

当社では、大きく分けて3つの基本パターンをご用意しています。一番リーズナブルなプランでは、65万円から本を作ることができます。

「プロのライターによる取材」「原稿作成」「編集」「校正」「表紙デザイン」「印刷・製本」まで、本を作るために必要な工程を含めたプランです。

「もっとページ数を増やしたい」「しっかり取材して語り尽くしたい」という標準的なコースであれば、145万円前後。「自分の本をAmazonや一般書店で販売して、一般の読者にも届けたい」という本格的なコースなら、220万円前後です。

それ以外にも、ご予算に合わせて完全オーダーメイドのプランを組むことができます。「何百万円も払わなければ本は作れない」と、思い込む必要はありません。

上記は制作内容・仕様に応じたプランの目安です。消費税別、交通費は実費となります。各プランの仕様や費用は、当社の出版費用をご確認ください。

本が売れた場合の、著者への売上還元

もう一つ知っておいていただきたいのが、印税、つまり売上還元の仕組みです。本を一般の書店やネット書店で流通させ、売れた場合には、著者に印税が入ります。

当社では、売上の30%を著者様に還元する仕組みを設けています。商業出版の印税率では5〜10%程度という例もありますから、この還元率には驚かれる方もいらっしゃいます。

たとえば、還元計算の対象となる本の価格が1,000円で、還元率が30%であれば、1冊につき300円という計算になります。実際の計算基準や精算時期などは、契約内容をご確認ください。

Amazonで販売したり、地元の書店で販売したりすることで、売上の一部が著者に戻ってくるわけです。

自分の生きてきた経験が本になり、それが誰かの役に立ち、お金としても手元に返ってくる。印税収入で南の島のリゾートに滞在するような夢を思い描くのも、本づくりの楽しみの一つでしょう。ただし、収入は実際の販売部数によって変わります。

03.本ができるまでの4つのステップ

「私は文章を書くのが苦手で、何万文字も書く気力も時間もない」。このような不安にも、解決策があります。

ご自身で一文字も書かずに、本を作ることができます。本ができるまでのプロセスは、大きく分けて次の4つのステップです。

ステップ① 執筆──思い出を語っていただく

もちろん、ご自身で原稿を書くのが好きな方は、自分で書いていただいて構いません。ただ、私たちはゴーストライター・プロライターの専門会社です。

あなたにしていただくのは、編集者やライターの質問に答え、昔の出来事を語っていただくことです。

喫茶店でお茶を飲みながら、あるいはご自宅のリビングでくつろぎながら、思い出を語っていただければ、プロのライターがそれを生き生きとした文章に書き上げます。

具体的な聞き取り方は、ライターの取材・執筆方法でもご紹介しています。

ステップ② 編集──読者を引き込む章立てへ

集まったお話や原稿を、プロの編集者が、読者を引き込む章立てへと構成し直します。

ステップ③ 校正・校閲──言葉と事実関係を確かめる

「校正」と「校閲」は、専門的な目が必要になる仕事です。

パソコンの変換ミスや同音異義語の間違いはもちろん、「あの人と出会ったのは昭和何年だったか」といった年表のずれや記憶違い、論理の矛盾を、一文字ずつ確認して磨き上げます。

ステップ④ 印刷・製本──大切な人に渡せる1冊へ

原稿を十分に確認したうえで、印刷・製本に入ります。

完成した本は、ご家族や親戚に配るのもよいでしょう。会社の社員や後輩に配ることもできます。お医者さんなら患者さんに、学校の先生なら教え子に渡すほか、地元の図書館へ寄贈を申し出るのも素晴らしいことです。

制作期間は平均約6か月。人生の節目に合わせて

この全プロセスにかかる期間は、当社の場合、平均して約6か月です。お急ぎの場合は、条件により最短4か月で完成させることも可能です。

4か月から半年ほどで、あなたが話した言葉が、プロの手によって、立派な表紙やカバーのついた「本」として手元に届きます。

来年のお誕生日や、88歳の米寿、77歳の喜寿、会社の創立記念日、結婚記念日といった、人生の節目のお祝いに合わせることも考えられます。希望日から逆算して、早めに準備を始めてください。

ご相談や打ち合わせも含めた詳しい手順は、ご相談から出版までの流れをご覧ください。

04.自伝・自叙伝制作の最適なスタート時期は?

最後に、最も重要だと私が考えていることをお伝えします。「いつから本づくりを始めるべきなのか」という問いです。

私の答えは、「今」です。昔から「思い立ったが吉日」といいます。

なぜ「今」なのか。人は誰しも、今日が一番若く、これから毎日、年齢を重ねていきます。1年後、3年後、5年後にも、今と同じように記憶をたどり、元気に語れるとは限りません。

体力だけでなく、記憶力や気力、話す体力、執筆に向き合う力にも変化が生じます。だからこそ、あなたがこれまでの人生で培ってきた知恵、記憶、情熱を、今の言葉で残していただきたいのです。

「もう少し時間ができてから」
「定年退職して落ち着いたら」
「あと何年か経ってから」

そうやって先送りにしているうちに、記憶の引き出しが錆びついてしまったり、病気で話す気力が失われてしまったりした方を、私は出版の現場で何人も見てきました。

今、あなたが「自分の人生を本にしてみたい」「形に残してみたい」と少しでも思っているなら、その思いや気づきそのものが、神様から与えられたギフトであり、サインのようなものだと私は思います。

最高の本を作るために、気持ちが動いた「今」、スタートしていただきたいのです。

プロと一緒に制作を進めれば、半年後には、あなたの手の中に、生きた証がキラキラと輝く1冊の本として誕生しているかもしれません。その感動を、ぜひ味わっていただきたいと心から願っています。

05.まとめ──人生を本に残すための第一歩

自費出版社は知名度だけで決めず、親身になってくれる出版社やプロのライターと、二人三脚で作ること。販売した場合には、売上の還元金である印税の仕組みがあること。そして、始めたいと思った「今」を大切にすること。

自分の人生を本にしたいと願うあなたには、こうした選択肢があります。

「費用について、もう少し具体的に相談してみたい」「話すだけで作れるというのは本当だろうか」。そう思われた方は、自伝・自叙伝・自分史の出版案内をご覧いただき、ライティング株式会社へお気軽にご相談ください。

あなたの人生を、どのような1冊に残せるか。自費出版アドバイザーとして、一緒に考えさせていただきます。

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