企業出版の成功事例⑥ 気功療法
企業出版の成功事例 岐阜県・気功院代表の大原弘詩さんの書籍制作
独自の体験と気功への思いを書籍にまとめ、YouTube出演をきっかけに流通分が完売
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課題
岐阜県で学習塾の経営や気功療法に携わってこられた大原弘詩さん。気功院「ナポレオン気功」の代表でもある大原さんには、ご自身が経験してきたことや、気功に対する思いを、一冊の本にまとめて伝えたいという願いがありました。
その背景には、大原さんご自身の病気との向き合い方や、世界各地を訪ねて精神的な探求を重ねてこられた歩みがありました。神から力を授かったと感じた出来事、各地での出会い、マントラを唱えることと病からの回復を結びつけて受け止めている体験。そして、気功の施術を通じて接してこられた方々とのエピソード。大原さんが書き残したいと考えておられた内容は、多岐にわたっていました。
それらをまとめた本を通じて、気功に関心を持つ人や、ご自身の活動をまだ知らない人にも、その考え方を届けたい。大原さんから当社にいただいたのは、こうした出版のご相談でした。
ただ、ご自身にとって大切な体験であっても、そのまま順番に話せば、初めて読む方に伝わるとは限りません。とりわけ今回は、日常の感覚では捉えにくい出来事や、著者独自の精神世界も含まれています。読者が背景を知らないまま、不思議な出来事の説明だけを読んでも、話の流れについていくのは難しくなってしまいます。
なぜ大原さんは気功に関心を持つようになったのか。どのような経験を重ね、現在の活動に至ったのか。そして、その経験を通して何を伝えたいのか。著者にとって当たり前になっている背景を、読者にもわかるように整理する必要がありました。
もう一つ、大切なご希望がありました。それは、表紙にも、ご自身が思い描く世界を忠実に表現することでした。
大原さんは、手や指のポーズをはじめ、表紙のイメージについて具体的なご希望をお持ちでした。さらに、タイトルには金の箔押しを施したいとのご要望もありました。原稿の内容だけでなく、本を手に取ったときに目に入る姿まで含めて、納得のいく一冊をつくりたいと考えておられたのです。
実施内容
目次案を作成し、内容に適したプロ作家を選定
当社がまず取り組んだのは、大原さんのお話を一冊の本としてどのように組み立てるか、全体の見取り図をつくることでした。
気功についての考え方、ご自身が力を授かったと受け止めている経緯、世界各地での体験、これまでの人生、施術にまつわるエピソード。そうした内容を整理し、目次案をご提案しました。何をどこで説明するかを定め、その目次案に沿って取材を進めていきました。
今回の制作で、特に重視したのが、執筆を担当するライターの選定です。
大原さんがお話しになる内容には、目に見える物事の説明だけでは伝えにくい感覚や、内面的な体験が含まれていました。そこで当社は、日頃から小説などの連載を手がけているプロ作家を起用しました。出来事の背景や、そのときの気持ちを文章で描く力が、今回の本づくりに適していると判断したためです。
小説家を起用した目的は、実際にはなかった出来事を加えることではありません。著者が語る体験や感覚を、初めて読む方にもイメージしやすい文章にすることです。ご本人にしかわからない感覚を、どのような言葉で表せば伝わるか。大原さんの世界観を扱ううえでは、その表現力が大切でした。
岐阜で3回の取材を行い、編集担当者も現地で確認
取材では、ライターが岐阜県の現地を訪問しました。取材回数は計3回。あらかじめ整理した目次案を軸に、お話を伺っていきました。
また、最初のご契約の際には編集担当者も現地へ赴きました。原稿が完成し、修正のご希望を伺う段階でも、編集担当者が改めて現地を訪ねています。企画を決めて執筆を始める場面と、文章になった内容を確認する場面。その両方で、直接お話しする機会を設けたのです。
取材で語った内容が、文章になるとどのように読めるのか。ご自身の伝えたいことが、意図に沿って表現されているか。独自の体験を扱う本だからこそ、著者のご意向を伺いながら、完成へと進めていきました。
指定の手のポーズと金の箔押しで世界観を表現
そして、原稿とともに力を入れたのが、表紙の制作でした。
大原さんが望まれたのは、手から出る不思議な力が病に作用し、その力は神から授かったものである、というご自身のイメージを表現したデザインです。その世界観を受けて、背景には宇宙を用いることになりました。
表紙に描く手は、既存の素材を当てはめるのではなく、ご指定の指のポーズに合わせて、デザイナーがイラストを作成しました。大原さんからいただいた細かなご希望をもとに、イメージを具体的な絵にしていったのです。
手の描き方や宇宙の背景には、本の内容を視覚的に伝える役割があります。さらに、ご希望だったタイトルの金の箔押しを加えることで、神秘的な雰囲気を持つ表紙に仕上がりました。
企業出版や事業者の方の出版では、著者が何を大切にしているかが、文章にも装丁にも表れます。今回は、大原さんが長く抱いてこられたイメージを、デザイナーが具体的な形にすることが、表紙づくりの中心となりました。
こうして完成したのが、『大日本気功療法 気功は神様の奇蹟である』です。大原さんご自身の体験や考え方を紹介する一冊として、500部を印刷。全国の主要書店に加え、Amazonをはじめとする主要ネット書店へ流通させました。
成果
文章とデザインの両方に満足
完成した本について、大原さんからは、文章、デザインともに満足のいく仕上がりになったとお伝えいただきました。
ご自身が語ってきた体験が文章になり、細部まで希望を伝えた表紙も、一冊の本として形になる。取材から執筆、原稿の修正、イラスト制作、箔押しに至るまでの工程が、著者に納得していただける仕上がりにつながりました。
YouTube出演をきっかけに需要が拡大し、流通分が完売
本は出版当初から好評で、その後、大原さんが人気のYouTube番組に出演されたことなどをきっかけに、さらに需要が高まりました。そして、書店やネット書店などに回した流通分は、完売に至ったのです。
動画で大原さんを知った方にとって、書籍は、その経歴や考え方をまとまった形で読むことのできる媒体になります。動画には時間の制約がありますが、本であれば、関心を持った箇所を読み返しながら、著者の歩みをたどることができます。
今回の事例では、出版後のYouTube出演と書籍の販売が結びつき、需要の拡大につながりました。著者の活動に注目が集まったときに、その背景を詳しく知るための一冊が、すでに用意されていたのです。
流通分が完売した後も需要があることから、大原さんは増刷も検討されています。思いをまとめて出版するところから始まった本づくりが、さらに読者へ届けるための次の検討につながっています。
仕様
書名:大日本気功療法 気功は神様の奇蹟である
著者:大原弘詩
著者の事業:ナポレオン気功
判型・製本:四六判・並製本
ページ数:170ページ
印刷部数:500部
制作内容:目次案の作成、現地取材3回、取材に基づく執筆、原稿修正、表紙デザイン
装丁の特長:著者指定の手のポーズによるオリジナルイラスト、宇宙を背景にしたデザイン、タイトルの金の箔押し
流通:全国の主要書店、Amazonをはじめとする主要ネット書店
定価:1,500円+税
発行:ライティング
初版発行日:2025年8月7日
ISBN:978-4-434-36197-5
まとめ
今回の出版で課題となったのは、大原さんの独自の体験や精神世界を、初めて読む方にも伝わる一冊にまとめることでした。当社は、目次案を作成してお話を整理し、内容に適したプロ作家を選定。岐阜県での取材と、編集担当者による対面での確認を通して、書籍を制作しました。
また、表紙では、指定された手のポーズをイラストにし、宇宙の背景と金の箔押しによって、著者の思い描く世界を表現しました。こうした制作を経て、文章とデザインの両方にご満足いただくことができました。
そして出版後には、YouTube出演などによって需要が高まり、流通分が完売。著者の活動を知った方が、その体験や考え方を詳しく読むための本として、読者のもとへ届けられました。
ご自身の仕事で重ねてきた経験や、大切にしている考え方は、日頃の会話や短い紹介文だけでは伝えきれないことがあります。書籍にまとめることで、その背景から順を追って説明し、初めて出会う読者にも読んでいただける形にできます。
当社では、お客様のお話や出版の目的に合わせて、構成を考え、担当するライターを選び、装丁や流通までご相談を承っています。原稿をご自身で書き上げることが難しい場合も、取材を通して一冊にまとめることが可能です。
ご自身の経験や事業への思いを本にしたいとお考えでしたら、ぜひお問い合わせフォームからご相談ください。お話を伺いながら、どのような本として読者に届けるか、ご一緒に考えてまいります。
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