著者インタビュー
藤原千香様
出版のきっかけは
「天からの声」
『彼らが日本に来た理由』を出版した藤原千香様に、出版社選びから原稿・装丁へのこだわり、出版によって生まれた新しいご縁まで伺いました。
出版を決めるまで
Q1出版のきっかけは何でしたか?
私は最初、まったく本を出すつもりはありませんでした。きっかけは「天からの声」です。「本を出すんだ」という声が聞こえてきて、気がついたら出版社の門をたたいていました。
Q2執筆を始める前、いちばん不安だったことは何ですか?
一番の不安は、著作権の許諾についてでした。そして、自分の書いた素人レベルの原稿が、果たして本にできるのだろうかという漠然とした不安がありました。
Q3数ある出版社の中で、なぜ「ライティング株式会社」を選んでいただけたのでしょうか?
複数の出版社へ打診しておりましたが、レスポンスが速く、話の進展が具体的でした。自身のブログをもとにリライトしたい旨を伝えたところ、すぐに反応があり、問い合わせの段階でブログにも目を通していただけたのはこちらの一社だけでしたので、迷わず即決させていただきました。
制作中の出来事
Q4原稿を持ち込んで制作する中で、担当編集者とのやり取りで印象に残ったことはありますか?
レイアウト校正の段階で、自身が招いた不手際のためスケジュールに遅れが生じてしまい、多大なるご迷惑をお掛けしました。その結果、「基本、出版社ではあり得ない神対応」をしていただけたことです。
編集者ご自身の口から「神対応」という言葉が出るほど、自分がどれだけのご迷惑をお掛けしたかということを思い知らされました。感謝しかございません。
今思うのは、もし時間を掛けて修正ができていたとしたら、違うものになっていたかもしれないということです。「これでよかったんだ」「これ以上のものはできなかった」と言い切れる、会心の一冊となりました。
Q5ご自身の思いが文章になっていく過程で、どのような発見がありましたか?
ブログを執筆することと似ていますが、文章にするということは、自分自身を振り返り、改めて知るきっかけになります。
完成した本への思い
Q6完成した本を初めて手に取ったときの、率直な感想を教えてください。
自分の分身、我が子のような愛しさが込み上げてきました。いろいろな苦労が報われた瞬間、そして、この本を待ってくれているすべての方々のもとへ届けられることが、本当に尊いことだと感じました。
Q7一番こだわったポイントや、特に読んでほしい章はどこですか?
文章と構成へのこだわり
長い文章、自分本位な複雑な文脈が延々と続くため、とにかく少しでも飽きることなく、最後まで読んでいただけるよう文章や構成に工夫をしました。
リズムよく、ストレスなく流れるような文章になるようメリハリを付け、句読点の位置や漢字・ひらがなの割合、改行など、細かな修正に時間を掛けました。
私の文章は、俗に言われる「読みやすい文章」の定義からかけ離れていることが多々ありますが、それは飽きない文章を目指すうえで意図して施している部分でもあります。単調にならないよう、あえて時系列を前後させたり、効果を最大限に狙った伏線回収を入れ込んだりしました。読者の方が自ら考え、想像し、それぞれの答えを出してほしいという願いも込めて、読み応えのあるものに仕上げました。
特に読んでほしい「まえがき」と第三章
特に読んでほしいのは、まえがきと第三章「札幌公演」です。まえがきは、私という人物像を事前に知っていただき、その後に続く本編に誤解が生じないよう、どのような視点から書かれているかを明白にしておくために必要でした。
まえがきを一気に読んでいただける方が大変多く、「続きを読み進めるのが楽しみです」という声を多くいただくことができました。
札幌公演は、今、自分がここにこうして存在していることも、本を出すことができたことも、この札幌公演があったからだと言っても過言ではないほど、人生の大きな節目となった出来事だったからです。
Q8装丁(表紙デザイン)を見たときの第一印象はいかがでしたか?
最初はオリジナルのデッサン画のまま、色付けはせずモノクロのつもりでした。しかし、「色を付けてみました」と送られてきたデザイン画を見たとき、言葉を失い......感服いたしました。お任せしていたフォントもイメージどおり、色も完璧。「プロの手に掛かると、こうもなるのか」という驚きでした。
発売前から表紙の反響も上々で、書店で平積みされていても、遠くから私の本だと認識できたことに改めて驚いています。インパクトがあるのにシンプルで控えめな印象があり、ほかの本の表紙にはない独創性があるような気がします。
色の濃淡の調整、裏表紙の王冠の大きさにはこだわりがあったのですが、そこも根気よく調整していただけました。正直、実物を見るまでは一抹の不安もありましたが、100%満足のいく仕上がりになり、本当に感謝しております。
読者の反応と出版後
Q9ご家族やご友人、周囲の方々からはどのような反応がありましたか?
ファンの方以外にも、友人など幅広い方々に購入していただけました。クイーンを知らない方々にも、「読み物として楽しく読めた」と言っていただけました。
また、ファン・知人に共通して多かったのは、「本が苦手で、いつも最後まで読めたためしがないけれど、この本は一気に最後まで読めた」という反応です。読みやすいよう工夫したことの効果が出ていると実感しています。著者冥利に尽きる、うれしく光栄なことでした。
Q10出版したことで、ご自身の気持ちや生活に何か変化はありましたか?
本をきっかけに、本がなかったら一生つながることのなかった、いくつものご縁に出会えたことです。これまでひそかにブログを読んでくださっていたり、SNSで私のことを見ていたりした方々が、出版をきっかけに思い切って声を掛けてくださったことで、自分の人脈が広がりました。
そして、自分の生きた証しが形になったということが何よりも尊く、これからの自分の人生を支えてくれるだろうと思います。
Q11「本を出してみたいけれど、一歩が踏み出せない」という方へメッセージをお願いします。
「自分の本を出す」という体験は、世の中のほとんどの人が体験することのない世界です。さまざまな不安はあって当たり前ですが、思い切って一歩を踏み出したその先には、思いもよらない発見や感動、新しい出会いが待っています。そんな特別な世界を体験するチャンスを、自ら逃すのはもったいないと思います。
自分の思いを形にすることは、ご自身を見つめ直し、ご自身をもっと知るきっかけにもなります。遅すぎることも、早すぎることもありません。ご自身の生きた証しとして、誰のためでもなく「自分のために」、勇気を出して一歩踏み出してみてください。
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