今日の一言 映画でできないことがある
2016/02/05
普通の小説って、文庫本でも単行本でも、だいたい250p以上はあります。人によってスピードは違いますが、普通に読んだら4〜8時間ぐらいはかかりますよね。これを映画にすると2時間ほどにしなければいけません。
となると。
やはり削ったり、省略しないといけない場面が多く出てきて、映画にすると面白くなくなるわけです。ではどうするのがいいのか。
ドラマです。
ドラマなら、時間的制約なく、丁寧に細部まで主人公などの心情を描いていけるわけです。作り方によっては、原作をしのぐ場合もあります。
今週から、私の大好きな作家、黒川博行氏の『破門』のテレビドラマを見ております。もともとBSスカパーで昨年放映され、大反響を呼んだのですが、契約していないため見られずじまい。(^_^;)
でも。
第二弾『螻蛄』が2月から放映されることを記念して、いま関西テレビ8chの深夜に無料放送してくれているので、それを家族でかじりつくように、見ております。
おもろいです。
何が面白いかって?
すべてです。
黒川博行の世界って、あまりに「ディープな大阪」感がでるので、東京の人は嫌がるのかもしれませんが、関西人にとっては、これ以上に面白い作家はいないでしょう。あの、東野圭吾氏にして、「彼の作品は、私の作品づくりの際に、かなり参考にしています」といわしめるぐらいなのです。
このドラマには、大阪、とくにミナミがたくさん出てきて、関西人なら途中から見ても、自然に作品にとけこんでいけるでしょう。来週火曜日深夜から後半がはじまります。
見逃さないように。
(^o^)
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