自分史、企業出版の代筆から自費出版はライティング株式会社へ

今日の一言 修学院離宮を訪ねる

2021/02/15

私たちは、自然が大好きです。それでも、都会のなかで、自然の癒やしを求めるとなると、なかなかそういった場所を見つけることはできません。

昔であれば、京都のはずれ、といえた修学院はいまやほぼ市内といえる位置づけになります。市内中心部から車であれば、20分〜30分で到着できますから、京都市内といって差し支えないでしょう。

修学院離宮。
ここはまさに、その自然の癒やしを得られる場所だと思うのです。
造営された経緯自体がそうですから。

どういうことか。

それは、造営した後水尾上皇が、ご自身の疲れを癒やされたいから、でした。
戦国時代最後の天皇であった上皇は、その力を削ごうとした幕府からなんやらかんやらと
嫌がらせを受け、もう懲り懲りだ、癒やしのための場所をつくりたいと願ったのがそのはじまりだからですね。

ときの天皇までが癒やされるという修学院離宮。
京都市民でありながら、訪ねたことはありませんでした。
よくよく考えれば、かなりもったいない話し。
m(_ _)m

お客様、知人と話しをしていて、そういった話題がでてきたときは、私ももちろん行ったことはあるよ、という顔をしておりました。

でも、それではいけない、いつか行かねばならないと思いながら、何年か経過しました。このたび、とあるお客様からご依頼があり、取材に行ってほしいと頼まれたました。まさに渡りに船といった形で、長年の懸案事項が思わぬかたちで叶ってしまったというわけです。

ただ、このサイト上で、どこかの旅行雑誌など、ありきたりのことばかり説明しても仕方がないので、実際に訪ねてみて、驚いたりすごいなと思ったところだけ、3つを、中心に書いていきたいと思いますので、ご容赦くださいませ。

P2033658.JPG
まず、驚いたのが、離宮内には田畑があること。
全体の半分ぐらいが、田畑です。
ああ、これはいわゆる天皇家の食べ物をつくる田畑であり、献上品なのね。
と思ってみておりますと、どうやら違います。

案内をしてくださった宮内庁の方によりますと、その田畑はもともと民間の土地であり、戦後、住宅開発がすすみ、それにより離宮の借景が犯されるのを心配した宮内庁が、買い上げたということです。そして買い上げた土地をまた、ふたたび元の所有者の方々に貸して、そこは自由に栽培に使ってもらっている、とのことでした。

天皇家の食べ物をつくっている、という勝手な仮説はまちがいでした。
民間の方が、自分達のたべものを、作っているというのが正解でした。。
テレビのクイズ番組とかの、問題になりそうです。

第二に、この離宮の見所は、なんといっても大きな池である、浴龍池でしょう。

P2033700.JPG
ご覧いただくとわかるように、広大です。
その浴龍池の借景は、とおく貴船山から、大阪まで見渡せます。
こんな絶景を拝める場所を、同じような立地で確保することはぜったいに無理ですね。

ただ、同じような大きさと池をもつ庭園は、桂離宮をはじめ京都にはいくつかあります。この浴龍池のなにがすごいかというと、土木工事をした、という点です。もともと池のないところに巨大な池をつくったんですね。

しかもそこは、急斜面。
※写真の向こう側は、土手になっていて、急斜面になっています。

ある研究者の試算では、当時の工事技術であれば、2000人の労働者が、2年以上かかるとのことでした。ふつうに見える池は、たいへんな労力と金額をかけて、作られたと思って眺めないとホントウに感動することはできないですね。これは案内してくださった宮内庁の方も、教えてくれませんでした。

最後にびっくりしたのは、拝観料。
無料です。

無料なのに、案内の方が、逐一丁寧に、ご説明くださいます。同じような庭園をおとずれれば、500円ぐらいは取られても仕方ありません。桂離宮でもいくらかとられます。同じ宮内庁管轄なのに、無料。これは訪れない手はありません。

気軽に、安く、癒やしの場所を求めたい。
そういった方々にぴったりなのが、修学院離宮かもしれません。
後水尾天皇は、あまりに気に入って、年に数回以上の多頻度で訪れたということでした。片道三時間以上だったというのに。

みなさんも行っていただければその魅力がわかると思います。
わたしたち、ライティング株式会社の事務所を訪ねた帰り道に、いかがでしょうか?
おすすめの場所です。




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