今日の一言 夏休みはいかがでしたか

2018/08/20

当社の夏休みは、8月18日金曜日まで。

休みを利用して、かねてから訪れたいと願っていた京の奥座敷「貴船山」へ。
全国に450社ある、貴船神社の総本社である。
貴船山自体がご神体であるから、貴船山に登るというのは、ある種の修行のようなものかもしれない。

ただ、標高687m。
なんということはない「低山」である。

京都バス、二ノ瀬バス停で下車。
叡山電車の二ノ瀬駅でも、ほぼ同じ場所に行ける。

登山口には、小さな神社があった。
山の神様に、登山の安全をしっかりとお祈りすることを忘れてはいけない。

1時間15分ぐらいで頂上に到着。
眺望は開けてはいないのですぐに下山開始。
下山に、上りルートと違う選択したのが、間違いであった。

GPSの地図には、道が表示されており、
たしかにその上に、自分が存在するのであるが、道はない。(^_^;)
どういうことだろう。これは。
おそらく、台風や土砂崩れなどにより「道なき道」になってしまったということだろう。

ちなみに。
山岳地帯での遭難の大半は、下山時に発生するという。

ここで、私は、軽い遭難をはじめて体験した。
この一歩を踏み外したら、ガケの下に落ちるというポイントも、何カ所か通過せざるを得なかった。

装備は完璧、地図読みも完璧、GPSを持っている。
それでも迷うのが、登山なのだ。
山の恐ろしさをはじめて知った。

仕方がないので、木に巻き付けられた赤い印を目標に、
すこしずつ歩いていくことにして、最終的には、無事下山。
10mが100mに感じた。
状況は、獣道以下、道なき道であった。
10mぐらいの段差がある沢もくだった。
もちろん、身体中「泥だらけ」であった。

このとき、ひとつだけ嬉しいことがあった。
花との出会いである。
山登りを健康維持の一貫ととらえている私は、基本的には、草花にあまり興味はいだかない。
ただ、これはあまりに珍しく感じたので、写真に収めておいた。

帰宅後、調べてみると九輪草という名前であることが判明。
なんとひじょうに珍しい種だそうだ。
京都では絶滅危惧種に指定されているらしい。

遭難するような場所で、ひっそりと生えていた九輪草。
また会いに行きたい。




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