今日の一言 鈍感な私...
2017/10/07
8月末、尾瀬に行ったときのことです。
そうです。
あの「はるかな尾瀬〜、遠い空♪」の歌で有名な尾瀬ですね。
水芭蕉で有名な尾瀬の湿原は、2つの山で挟まれているのですが、そのうちの一つ、至仏山にカメラを向けて写真を撮った一枚を、私の母親に見せたところ、
「この雲、龍、みたいやで」というのです。
尾瀬から一カ月後のことです。
大阪の南部のほうの「お客様」(自費出版希望)のところに出かけました。
そのお客様は、僧侶であり、そのお寺は以前、廃寺になっていました。
ですが、お客様が住職として、そのお寺を継ぐことになり、その顛末をお聞きしていたところ、このお寺は「八大龍王」が祀られているとおっしゃるのです。
八大龍王の石碑も見せてもらい、参拝しました。
それから1週間後のこと。
新潟県の「お客様」(自費出版希望)のところにお伺いさせていただくことになり、アパホテル上越妙高に宿泊することにしました。
すると、ホテルで光のイルミネーションというイベントをやっていたのです。そのイルミネーションのテーマが「龍」。何体ものきれいな龍を見せて現代的なアートの感覚で見せてもらえました。
龍のイルミネーションをみた翌日。
予定では、近くの妙高山をロープウエイで登り、山頂付近をトレッキングするつもりでした。
ところが。
当日は、暴風雨。
なので、ロープウェイは休止となっており、妙高山トレッキングも止めざるを得ませんでした。
代わりにどこにいこうか。
神社詣でが、趣味の私は「長野県 神社」でネット検索してみました。
すると、検索の結果は、諏訪大社が第一位に表示され、二番目に戸隠神社、と表示されたのです。
そこで、戸隠神社についてさらに検索すると、3つほどの場所の離れた社で構成されており、もっとも由緒がある奥社にいくには、駐車場から山道のような参道を2キロも歩く必要があるとのことでした。
この暴風雨に、山道2キロは、危険だ----
そう判断したはいいものの、実際に参道の入り口に来てみると、
同行していたYさんが、こういいました。
「これぐらいの雨、大丈夫ですよ」と。
二キロの山道を往復で歩くと、最低でも2時間ぐらいはかかりそうです。
登山やトレッキングは「怖がって、中止したり、引き返すぐらいの判断ができて、ちょうどいい」と思っている私は「取りやめ」、でもそういった知識のないYさんは「決行」となり、判断が分かれました。
でも、私は彼女の判断を重んじることにしました。
なんとなく、それが正解だったように感じたからです。
そこから片道2キロの、山道をふたりで黙って歩きはじめました。
やっと到着したその奥社の名前は「九頭龍社」。
あとでわかったことですが、九頭龍は八大龍王のなかのひとつだそうですね。
帰りの新幹線の上越妙高駅に到着して、ちょっと時間があったので、名残惜しく今日回った妙高山、戸隠山などを、駅の大きな窓から眺めていると
「あの雲、龍みたいですね」
とYさんが言うのです。
その雲は、たしかにそうでした。
3週間前に、尾瀬でみた、あの龍の雲にソックリでした。
3週間前の尾瀬での天気は、前日に、寒冷前線が透ったあとのものでした。
戸隠神社を訪問したあとの天気も同じく、寒冷前線のあとのもの。
上空はかなりの強風が吹きやすくなっていたと思われます。
上空はかなりの強風が吹きやすくなっていたと思われます。
自然現象を科学的に分析すると、同じような天気で、同じような雲が現れるのは、偶然でもないですし、珍しいものではないでしょう。
でも、これだけ「龍」が登場して、私はハッと気がついたのでした。
ほんとに、ここまで気がつかなかったのです。短期間のうちに、
尾瀬の龍、大阪の八大龍王、アパホテルの龍のイルミネーション、戸隠神社の九頭龍社、そして上越妙高駅での龍......
考えてみれば大阪の「八大龍王」を祀るお寺にでかけたのは、お会いしたこともない、はじめてのお客様からの「どうしても...」という私個人へのご指命でした(不思議ですよね)。
それに、龍をまつる戸隠神社へは当初の予定にはなく、天候が急変し、仕方がないのでお詣りしたという経緯があります。
龍に導かれている?!
鈍感な私は、神様から
「これでもか、これでもか」
というほど、「龍」を見せられて「やっと」私はこの事実に気がついたのでした。
ものの本によると、神社にお詣りするときに、雨が降ったり、天気が急変したりするのは、最高の吉兆だそうです(この後、調べてはじめて知りました)。
また、神社にお詣りしたあとに、龍のような雲があらわれるのは、よくあることだそうで、これは龍神さんが「あなたが神社で願われたことを、後押ししますよ」というサインだそうですね。
そういえば、私は神社にいくと、不思議なことに遭遇することが多いです。
そのうちのひとつだけ、紹介しますと...。
最近は毎年、伊勢神宮にお詣りにいくのですが、昨年のことです。
内宮でアマテラス様に手を合わせたところ「御簾」がさっと、風にあおられたのです。
この現象も、精神世界では、最高の吉兆とされており、神様があなたを「守っていますよ」というわかりやすいサインだそうです。
たしかに、お詣りしたときは、風はまったくなかったのに、そのときだけ、内宮の御簾がさっと上がったのです。
不思議な現象を、上げるのはもうこれで、よしておきます。
言い過ぎると、信じてもらえませんからね。
まだまだ、眉唾ものの体験というのは、ほんとうにたくさんあるのですが。
最後にひとつだけ。
なぜ、暴風雨なのに、戸隠神社行きを決行しようという、Yさんの意見を尊重したのか?