今日の一言 和田竜著「忍びの国」を読んで

2017/06/27

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テレビを見ているとCMの数が半端なく多いのが「忍びの国」。
さらに、嵐のリーダー、石原さとみが主演という、完璧な布陣なので、
話題になる前に読んでおきました。

ストーリーは、普通ですが(これは史実なので仕方がありません)、
ちょっとした忍術の解説が面白かったですね。

たとえば、忍者が、地を這っているときに、
地面の土を、舐めてみるような記述がありました。
塩味がすると、人が通っている道、
しないと、人が通っていない道、というような判別がつくようです。
それで、いま、自分が進もうとしている方向が正しいかどうかと判断したりするようです。
このようなちょっとしたところに、リアリティが感じられますね。

自分の不勉強ながら、忍者といえば、藤子不二雄の「忍者ハットリ君」
ぐらいしか思い浮かばない世代ですが、(^_^;)
この小説のなかでは、忍者は、伊賀の下人(もっとも人格が低い存在)であり
すべては「お金」の価値観だけで「人生の選択」をするというところが、
設定上、無理がなく、これなら主演のリーダーも、きっとおもしろおかしく
演じられることだろうと思いました。

よし、見に行くぞ、と決意を固めたのですが、
WOWOWが協賛しているようなので、行くのを止めました。
きっと半年後ぐらいに、放映してくれるでしょう。
それに期待して、劇場には行きません。

(^_^;)





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